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歯の豆知識 Tips

歯科検診で使われるCO(シーオー)という言葉の意味について

みなさん、学校や会社で歯科検診は受けていらっしゃるでしょうか?
今年は新型コロナウイルスの影響もあり、歯科検診の中止や延期がみられたところもあったようですね。

こちらのブログの方でも再度の告知をさせていただきますが、2020年は藤沢市成人歯科健康診査も例年よりも期間が一ヶ月延長されました。藤沢市成人歯科健康診査は11月30日まで受診が可能になりましたので、対象となる方は、ぜひこの機会に受けてみてください。

今回の歯の豆知識では、そのような歯科健康診査などで用いられる、CO(シーオー)という歯科用語と、その意味について説明してまいります。
COとは、英語で言うと「むし歯」の意味のCaries(カリエス)と「観察」の意味のObservation(オブザーベーション)の頭文字をとった歯科用語です。
日本語に訳すると、「要観察歯」となり、むし歯と疑わしい特徴はあるものの、すぐに削ったり抜いたりするような治療が必要があるものではないような歯の状態のことをいいます。
ちなみに、すぐに治療が必要となるむし歯がある歯は、先ほどのCariesの頭文字をとって、C(シー)といいます。

COの特徴

歯医者さんが用いる学校歯科検診の診断基準ではCOについて、以下のように示されています。

1、小窩裂溝において、エナメル質の実質欠損は認められないが、褐色、黒色などの着色や白濁が認められるもの
2、平滑面において、脱灰を疑わしめる白濁や褐色斑等が認められるが、エナメル質の実質欠損(う窩)の確認が明らかなもの

専門用語が多く使われているので、もう少し分かりやすく説明してまいります。
「小窩裂溝」とは歯にもともとある小さなくぼみや溝のこと、「エナメル質」とは歯の外側の固い歯質のこと、「実質欠損」とは歯に生じた穴や欠けのこと、「脱灰」とは飲食物やむし歯菌が産生する酸により歯の表面が溶けてしまった状態のことを言います。
1番目の説明は、歯にもともとある小さなくぼみや溝の部分にむし歯によって生じた穴などはないが、褐色や黒色、白く濁ったところがあるものという意味です。
2番目の説明は、歯の中でもデコボコのある部分ではなくて平らで滑らかな部分に、歯の表面が溶けることによって起きたと考えられる影響で白く濁ったり褐色な模様が現れたりしたが、穴などにはなっているものではないところという意味です。

すなわち、どちらも歯の表面のみに存在し、歯の内部にまで深く入りこんでいない初期のむし歯ということを示しています。しかし、このような状態が悪化し、中にむし歯が進行していったり、穴があいてしまう状態になると、むし歯が侵食してしまった部分を除去するために、歯を削りとる治療が必要になってきます。

では、歯科検診などでCOという診断を受けた場合、どのようにしていくのがよいのでしょうか?

COに関するアプローチ

COに関してまず1点目にしていくことは、COからCへと悪化しないように、むし歯の進行を食い止めるように努めていくことです。
そのために最適な方法は定期的に歯医者さんに通うことです。むし歯や歯周病の管理のため、多くの場合、3ヶ月〜6ヶ月に一度の頻度でメンテナンスに通い、歯垢(プラーク)や歯石の除去などを行うことが勧められていますが、そのように定期的に歯のお掃除を行って、汚れを除去したきれいな状態で、COを診ていき、COがCになっていないかを確認していくことが大切です。また場合によっては、レントゲンやCTの撮影を行って、むし歯が内部へ広がっていないかを診てもらうようにしましょう。そして、もしCになっていた場合にはすぐに治療を行うようにしましょう。

続いて2点目にしていくことは、COになった部分を健全な歯へと戻していくことです。
穴になるようなむし歯になった場合には、歯みがきでむし歯が元あったように戻るということはないのですが、歯の表面のみが溶けてしまったようなCOの場合にはだ液による歯の再石灰化作用により修復される場合があります。
再石灰化を促進するために重要になることはブラッシングやデンタルフロスを適切に行って、脱灰を進行させないようにすることや、フッ素が入った歯みがき粉の使用や歯医者さんでフッ素を歯に塗ってもらう処置を行って、再石灰化の促進を行っていくことです。

そのため、COは早期発見が重要になります。

歯の表面にこのようなCOかなと思うようなところがある方は、ぜひ湘南ライフ歯科にご相談ください。