精密根管治療
こんにちは!歯科衛生士の林です🦷
今回は精密(保険外)根管治療についてです。
こちらの患者様は20代前半の方でした。
上の奥歯に少し痛みを感じたそうでレントゲンで確認したところ、根の先に大きな膿の袋(歯根嚢胞)ができていました。
↓歯根嚢胞の例
歯の神経は一部生きていましたが、もう残せる状態ではありませんでした。
今のうちにしっかり治すことで今後トラブルを生じて歯を失うことがないよう治療することが最善だとお話させていただき、精密根管治療を選ばれました。
精密根管治療の特徴は、
マイクロスコープ(拡大鏡)を使用することで、肉眼で行う盲目的な治療から見える治療ができます。
治療時間を長くし回数を最小限にすることで治療中の根の汚染を抑えます。
消毒液や最終的に入れるお薬も保険治療では使えない特別な材料を使用しております。
1根管 ¥30,000 になりますが、歯の基礎の治療がしっかりできているかいないかでその歯の寿命に関係する歯科の中で最も難しい治療と言われているので、長く使い続けて頂くには精密治療を受けられることを勧めさせて頂いています。
↓銀の詰め物を外して根管治療が終わるまでの動画になります🎥
この動画を見て頂くとマイクロスコープを使用する意味がお分かり頂けると思います☺️
根管治療は平均で3回から5回ほどかかりますがこちらの患者様は1回で終わりました。
今後は膿の袋の経過を見ながら治療を進めていく予定です。