生活歯髄切断法①
こんにちは、歯科衛生士の吉村です
今回は神経除去リスクが高い歯を一部神経を除去して神経を保存することができるMTA処置についてご紹介します。
この方は20代男性の方で、最初は前に入れた銀歯の下に虫歯が出来てしまった為保険外で虫歯の除去を希望されました。
一見目立たない虫歯に見えるが外してみると、、、銀歯の下がかなり大きな虫歯で真っ黒です。
【処置前の写真】↓ 銀歯除去後↓
かなり虫歯が大きくこのまま虫歯を除去しようとすると、確実神経が出てきてしまうので一回薬で仮の詰め物をして処置内容を相談しました。
神経を取った後のリスク、神経がある利点等を説明させて頂きMTAの処置をすることになりました。
今まではかなり深く神経近くまで虫歯が侵食していると神経を取る処置のみでしたが、
神経の一部だけを除去し残りの神経をMTAセメントで保護をして神経を残すことができるようになりました。
MTAは強い殺菌効果、高い封鎖性、体に優しい生体親和性があります。
神経を失ってしまうと歯が割れる原因等につながってしまいます。
MTAについて何か気になる点がありましたらスタッフまでご相談ください。
【処置内容】
MTAセメント:一本 ¥50,000(税抜)
時間:一時間
主治医:Dr.小林
処置の流れ↓