インプラントが怖いと感じる5つの理由とは?それぞれの対処法と治療の流れを解説
「インプラントの治療を受けたいけど怖い」とお悩みではありませんか?
インプラントは虫歯治療とは異なり、歯茎を切開するなどの手術が必要です。そのため、人それぞれ不安や恐怖を感じているかと思います。
インプラント治療が怖いと感じる時は、正しい知識を得ることが大切です。
こちらの記事では、インプラントが怖いと感じる5つの理由とその対処法、治療の流れについて詳しく解説しています。
目次
インプラントが怖い5つの理由と対処法
インプラントの治療が怖いと不安になっている患者さまは多いかと思います。
怖いと思ってしまう理由には、主に次の5つが考えられます。
- ①インプラントの手術が怖い
- ②術後の痛みや腫れが怖い
- ③インプラント自体が怖い
- ④前歯のインプラントで不自然にならないかが不安
- ⑤歯科恐怖症で歯科医院・歯医者が怖い
それぞれの詳細について見ていきましょう。
理由①インプラントの手術が怖い
インプラントの手術が怖いと考えている方は少なくありません。
インプラントは虫歯治療とは異なり、歯肉を切開し、骨に穴を開けてインプラント体を埋め込む手術が必要です。
しかし、インプラントの手術は麻酔を使って行われます。手術中は痛みを感じにくいため、痛みについてあまり心配する必要はないと言えるでしょう。
理由②術後の痛みや腫れが怖い
手術後の痛みや腫れについて不安になっている方も多いかと思います。
しかし、手術後も痛みや腫れはほとんどありません。麻酔が切れると患部がチクチクと痛むことがありますが、通常は2〜3日程度、長くても1週間程度で痛みがひいていきます。
また、術後の違和感も約1~3週間後の抜糸を行うことで、緩和されるケースがほとんどです。
手術後は歯科医師の指示に従って痛み止め・炎症止めを服用し、安静にして過ごしましょう。
理由③インプラント自体が怖い
インプラントを埋め込むことに対する不安も、怖いと感じてしまう理由の一つです。
インプラント体の素材には「チタン」と呼ばれる金属が使われています。チタンは人工関節に使われるなど、人体との親和性が高い素材です。
金属アレルギーの方でも、チタンアレルギーでなければアレルギー症状を起こしにくいです。
また、インプラントは日本で1983年から行われている歴史のある治療法のため、インプラント事態について過度に心配する必要はないと言えるでしょう。
理由④前歯のインプラントで不自然にならないかが不安
前歯は顔の中心に位置するため、見た目の自然さを重要視している方は多いかと思います。
インプラントは土台を埋めた後に、自然な色のかぶせ物を使用するため、不自然な見た目になりにくいです。さらに、保険内の入れ歯と比べても、見た目が自然なのがインプラントの特徴です。
また、当院ではレントゲンや歯科用CTを使った精密検査を行うほか、かぶせ物の素材は、患者さまの希望に合わせて選んでいただけます。
前歯のインプラントのメリット・デメリットについて、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
(関連記事) 前歯のインプラント治療のメリット・デメリット|ブリッジの特徴と比較|藤沢駅南口より徒歩3分の歯医者|湘南ライフ歯科
理由⑤歯科恐怖症で歯科医院・歯医者が怖い
歯科医院・歯医者が怖くてインプラント治療に不安がある方もいるかと思います。
子どもの頃に虫歯治療で怖い思い・嫌な思いをして、歯科医院に対してトラウマがある方も少なくありません。
歯科医院が怖いという方は、まずはカウンセリングだけでも受けてみるのをおすすめします。歯科医師などスタッフとのコミュニケーションを通して、歯科医院の雰囲気に慣れてから治療へ進みましょう。
インプラント治療の流れ
インプラント治療はどのようなことが行われるのか、あらかじめ把握して不安を取り除きましょう。
インプラント治療の流れは、主に次の通りです。
- カウンセリング
- 検査と治療計画の説明
- 手術
- 人工歯の作成・装着
- メンテナンス
ここからは、当院の事例も踏まえて詳しく解説していきます。
1.カウンセリング
まずはカウンセリングからはじめます。
カウンセリングでは、インプラントの治療法や治療のメリット・デメリットについての説明があります。患者さまはメリット・デメリットを踏まえた上で、治療を受けるか選択することが可能です。
また、インプラントが怖いという方は、何に怖さを感じているのか人それぞれ異なるかと思います。
不安を取り除くためにも、手術が怖いのか、痛みや腫れが怖いのかをカウンセリング時に相談しましょう。
2.検査と治療計画の説明
カウンセリング後は、検査と治療計画の説明が行われます。
インプラント治療は、口の中の状況を把握した上で、考えられるリスクを排除してから手術を行うのが重要です。
当院では、歯や骨の状態、噛み合わせなどを詳しく知るために、レントゲンや歯科用CTを用いた精密検査を行って、失われた歯の本数や位置を確認します。
その後、患者さまの悩みや希望に合わせて、一緒に治療計画を立てていきます。
3.手術
インプラント体を埋め込む手術を行います。
手術は歯肉を切開して骨を削った後、歯根部分となるインプラント体を埋め込みます。麻酔を使用して行われるため、手術中は痛みをほとんど感じません。
また、当院では「ガイデッドサージェリー」でシミュレーションをした上で手術を行います。ガイデッドサージェリーとは、CT撮影のデータを元にテンプレート作成し、テンプレート通りに手術を行う方法です。
シミュレーション通りに手術が行えるため、より正しい位置にインプラントを埋め込むことができます。
インプラントの治療期間は、手術後インプラント体と周囲の骨が結語するまでの約3〜6ヶ月です。
4.人工歯の作成・装着
手術後、インプラント体と骨が結合したら人工歯を作成して装着します。
歯科医師が歯の形をとり、歯科技工士が人工歯を作成します。当院では、かぶせ物(人工歯)の素材を患者さまの希望にあわせて選択することが可能です。
歯の型取りから、かぶせ物の完成までの期間はおよそ10日〜2週間が目安となります。
5.メンテナンス
インプラント治療は、人工歯を装着したら終わりではありません。
インプラントを長く維持し続けるためには、定期的なメンテナンスが大切です。
インプラント治療が完了したら短いスパンで通院し、インプラントの状態に問題が無いと判断されたら数ヶ月に1度のペースで歯科医院を受診しましょう。
インプラントが怖いなら、まずは湘南ライフ歯科へご相談ください
インプラントが怖いと感じる理由は、人それぞれ異なります。
手術時の痛みが怖いという方もいれば、術後の痛みや腫れに不安がある方もいらっしゃいます。
不安や恐怖を取り除くためには、インプラント治療に関して正しい知識を得ることが大切です。
インプラントが怖いと感じる方は、まずは湘南ライフ歯科へご相談ください。ご不安やお悩みを一つひとつ取り除いてから、患者さまのペースで治療を進めていきます。
このコラムの監修者
小林 浩
Hiroshi Kobayashi
所属学会
日本口腔外科学会 |
日本口腔インプラント学会 |
認定・資格
歯学博士(口腔外科学専攻) |
日本口腔外科学会認定医 |
厚生労働省 歯科医師臨床研修指導医 |
アメリカ心臓協会(AHA) BLSヘルスプロバイダー |