『感染根管治療』に骨吸収部が完全に治癒!!!
歯科衛生士の八重樫です!
今回のBlogは前回のPer(根尖性歯周炎)についての続きになります
もともと昔にCR(コンポジットレジン)修復がされていた歯が痛みがなく歯髄に感染が起きてしまいFistelが形成されてしまいました
こちらがその時のPhotoになります
全く症状がなかったため検診で見つかりました
咬合面に大きくCRが入っていて劣化がみられたため、歯との接合面から漏れて感染を起こしたのかと思われます
急激に感染が起きた場合は激痛があるため、今回は症状が全く無かったとのことなのでおそらく何年にもかけて感染が広がってしまったのでしょう
症状がある場合には応急的に治療を行う場合もありますが、今回は症状が無かったので治療開始前にしっかり処置内容の説明のお時間をいただき、精密な『感染根管治療とファイバーコアとフルジルコニア』でのをご希望されました
こちらが処置後Photoです
CT上で骨吸収が起きていた部分も完全に治癒しました※手前の歯はMTAとフルジルコニアでの治療を行いました
※イラストではコアとクラウンが分かりやすくするために色が付いていてメタルに見えますが、実際使用するのは『ファイバーコアとフルジルコニア』です
歯は何度も治療ができるわけではありません!
削れば削るほど歯として体力がなくなってしまい次第には残る歯がなくなり抜歯となってしまいます
なので本来であれば1番初めの虫歯治療を精密に行うことにより、このように状態が悪くなってしまい再治療が必要になるケースは防ぐことが可能となります
が、もし2度目や3度目の再治療になってしまった場合でもその段階で精密に治すことにより、歯としての機能を100%ではありませんが十分に復活させることもかなりの割合で可能な場合もあります
1番重要なことは…安易に治療を進めてしまう前にしっかりとした現状の把握と治療方針の策定が大切
となります