Per(根尖性歯周炎)➡︎感染根管治療➡︎MTAにて根管充填➡︎治癒
歯科衛生士の八重樫です!
今回は前歯の感染根管治療を行い、治癒したケースのご紹介です💡
他院で去年8月に1ヶ月間根管治療を行い、プラスチックで修復した場所が腫れてしまい痛みが出て来院されました
レントゲンを確認したところ根の先に感染(根尖性歯周炎)があり、当院で感染根管治療を行いました
根管内はかなり汚染されていて出血もみられたので、トライオートやEr:Yagレーザーなど器材や薬剤を精密に使い分け、根管内を徹底的に洗浄し最終的にMTAにて根管充填を行いました
根管充填後すぐには効果が出ないため、3月に治療を終えた後一旦しばらく経過を追い、10月に再度CTを撮影しました
確認したところ根の先に溜まっていた膿は完全消え、歯槽骨が溶けてしまっていた部分も完全に治癒していました
こちらがその画像になります👀
一般的に神経を取ったり感染が起きていない根の治療のことを根管治療、もともと根管治療がされていたり根の中に感染がみられる根の治療のことを感染根管治療と言います
また保険でも根管治療は可能ですが、使用できる器材や薬剤が限られているため成功率はかなり低いという統計的なデータがあります
特に感染を起こしている場合や、奥歯は根の本数が多く形状も複雑なため治療はかなり難しいものとなります
成功率が低い(不完全な根の治療)とは、根の先端までシリコンの材料がしっかり入らなかったり、根管内に汚染物が残ってしまうことをいいます
そうすると何年後かに根の先に膿の袋を作ってしまうケースが多くあり、そうなると再度根の治療で治すことがかなり困難となります
神経を取ると必ず歯は何年後かにトラブルを起こします
なので神経が生きていれば取らずに保護、もし神経に感染が起きてしまっていてどうしても残せない場合は精密に根管治療を行うことにより歯の寿命を長くすることが可能となります
この患者さまは今後はファイバーコアを立ててフルジルコニアで修復していく予定です🦷
治療動画もご覧ください🎥
〇40代女性 担当医:Dr.小林 Cost:¥66,000-(感染根管治療)