MTAセメント1
こんにちは歯科助手の毛利です!
今回はMTAセメントの症例をご紹介します🦷
こちらの患者様は30代男性で以前銀歯で治療したところの下に大きな虫歯が出来ていました。
虫歯を全て削り取ると、神経が露出してしまうので神経処置が必要です。
しかし、神経処置をした歯は平均して7.1年で抜歯の対象になります。
そのため、ご自身の歯をより長持ちさせるには神経を残すことはとても重要なことです。
保険で治療した場合→根管治療
虫歯が神経に到達すると神経を取り、根管を拡大し消毒後そこに薬をつめて密封する治療(抜髄、根管充填)が必要になります。
神経は歯に栄養を送ったり感覚を与えているので、なくなってしまうと歯の寿命は格段に落ちます。
MTAセメントの特徴
虫歯治療で神経が露出したところを封鎖する時に使用する水硬化性のセメントです。
MTAセメントは強アルカリ性のため強い殺菌効果があります。
乾燥すると中性になるので、為害作用がなく安全な材料です。
また、硬化するときに膨張する性質があるので隙間なく封鎖することができます。
MTAセメントの治療の流れは次のブログでご紹介したいと思います!