前歯4本をインプラントとジルコニアセラミック修復
歯科衛生士の八重樫です🐥
今回は前歯1本をインプラント、他3本をジルコニアセラミッククラウンで治療した症例のご紹介です💡
初診時に右上の前歯に痛みがあり来院されました
CTを撮影し、根の状態を確認したところ根の先が感染(根尖病巣)を起こしていて歯の動揺もみられたため、まずは根の治療を行うこととなりました
こちらがその時のCT画像になります
特に虫歯や根の治療はされていなかったため、根管治療を行い症状が回復するか経過を追うこととなりました
根の治療は問題なく終了しました
ただ、痛みは消えたものの違和感は残っていました
1ヶ月後にCTを撮影し状態確認を行ったところ根尖病巣は消えず逆に大きくなっていたため、今回歯を残すことが厳しいという判断に至り、インプラント治療に切り替えることになりました
処置前のお写真になります
骨吸収がかなり大きかったため、まずは骨造成を行いしばらく治癒を待たなければなりませんでした
その間前歯が無くなってしまうため、見た目を維持するために両隣の歯も一緒に被せて治療することになりました
まずは両隣の歯を加工して仮歯を入れそれから抜歯と骨造成をしました
処置後は歯槽骨と人工骨がしっかり硬化するまで半年は待ちます
半年後にCTを撮影ししっかり固まったことが確認できたら、インプラントの設計を行います
インプラントを埋入してからはまた3ヶ月硬化するのを待ちます
骨硬化期間は歯周病治療や虫歯治療(MTA &フルジルコニア)を行いました
それ以降は型取りなどを行い、一旦最終的な仮歯を入れ問題ないことを確認したら、ジルコニアセラミッククラウンをオーダーしSETとなります
処置後のお写真です🦷✨
とても満足して使っていただけています☺️✨
今後は定期的にクリーニングを行なっていく予定です🪥
〇70代男性 担当医:Dr.小林 技工物:プロミネント