骨造成の流れ|インプラント前に行われる治療の全体像
骨造成が必要と言われ、「どのような順番で治療が進むのか」「どれくらいの期間がかかるのか」を具体的に知りたいと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
骨造成は、インプラント治療をより確実に、長期的に安定させるための準備段階として行われます。そのため、治療の流れを事前に理解しておくことで、不安を軽減しやすくなります。
この記事では、骨造成の流れを時系列で整理し、診査から治癒期間、インプラント治療までの全体像を把握するための情報をお伝えします。
目次
骨造成はインプラント前の準備段階の治療
骨造成は、それ単体で完結する治療ではありません。顎の骨の量や形が十分でない場合に、インプラント治療を安全に進めるための土台を整える工程として行われます。
骨の状態を整えずにインプラントを行うと、治療後の安定性に影響が出る可能性があります。そのため、診査の結果によっては、インプラントの前段階として骨造成が提案されます。
骨造成の基本的な流れ
骨造成の流れはお口の状態や治療計画によって異なりますが、一般的には診査・診断 → 治療計画の説明 → 骨造成の処置 → 治癒期間というステップで進みます。
診査・診断
はじめに、レントゲン撮影やCT撮影などによる診査を行い、顎の骨の量や質、形を詳しく確認します。この診査によって、骨造成が必要かどうか、どの程度の処置が想定されるかを判断します。
この段階では、「なぜ骨造成が必要なのか」「どの部分に骨造成を行うのか」といった点について説明を受けることが一般的です。
治療計画の説明
当院では、診査結果をもとに、シミュレーションソフトを使用し骨造成を含めた治療計画の説明が行われます。治療の目的や流れ、想定される治療期間、注意点について説明を受け、納得したうえで次のステップへ進みます。
骨造成からインプラント治療までの期間は、一般的に半年から一年以上かかることもあり、治療内容によって幅があります。
骨造成の処置
治療計画に基づき、骨造成の処置が行われます。処置内容は骨の不足量や状態によって異なりますが、インプラントを支えるための骨の環境を整えることを目的として進められます。
処置は麻酔を行ったうえで実施されることが一般的で、治療当日の流れや術後の注意点については事前に説明があります。
骨造成後の治癒期間の考え方
骨造成の処置が終わったあとは、すぐにインプラント治療へ進むのではなく、骨が安定するまでの治癒期間を設けます。この期間は、インプラント治療を安全かつ長期的に安定させるために欠かせない工程です。
骨造成は処置そのものよりも、その後に骨修復が進む過程が重要になります。治癒期間をしっかり確保することで、インプラントを支えるための骨の土台が安定しやすくなります。
治癒期間の目安
骨造成後の治癒期間は、一般的に半年が一つの目安とされますが、骨の状態や処置範囲によっては一年以上かかるケースもあります。
比較的軽度な骨造成の場合には半年以内で次の治療に進めることもありますが、骨造成の範囲が広い場合には一年以上の治癒期間を設けるケースもあります。
骨造成からインプラント治療までの流れ
治癒期間を経たあとは、骨の状態を確認したうえでインプラント治療へ進むかどうかを判断します。この流れを理解しておくことで、治療全体の見通しを立てやすくなります。
治癒後の診査
治癒期間後には、レントゲン撮影や必要に応じてCT撮影などによる診査を行い、骨の量や質がインプラントを支えられる状態かどうかを確認します。
この診査結果をもとに、インプラント治療へ進めるか、もう少し経過を見るかといった判断が行われます。
インプラント治療へ進む判断
骨の状態が安定していると判断された場合、インプラント治療の具体的な計画が立てられます。骨造成はこの段階で一区切りとなり、次の治療ステップへ進みます。
骨造成からインプラント治療までの全体期間は、治療内容によって半年から一年以上かかることもあり、事前にスケジュール感を把握しておくことが大切です。
骨造成の流れを理解することが不安軽減につながる理由
骨造成は、インプラント治療を成功させるための準備治療であり、どうしても治療期間が長く感じられることがあります。
治療の流れや期間感を把握したうえで、ご自身の場合にどのような計画になるのかを確認することで、納得した治療選択につながります。
骨造成の流れについてのご相談は湘南ライフ歯科藤沢へ
骨造成の流れや治癒期間は、お口の状態やインプラント治療の計画によって異なります。
骨造成がどのような流れで行われるのか、ご自身の場合はどの程度の期間が想定されるのかを理解したうえで治療を進めることが大切です。
インプラント治療を検討する中で、骨造成の流れについて不安や疑問がある方は、湘南ライフ歯科藤沢までお気軽にご相談ください。
このコラムの監修者



小林 浩
Hiroshi Kobayashi
所属学会
| 日本口腔外科学会 |
| 日本口腔インプラント学会 |
認定・資格
| 歯学博士(口腔外科学専攻) |
| 日本口腔外科学会認定医 |
| 厚生労働省 歯科医師臨床研修指導医 |
| アメリカ心臓協会(AHA) BLSヘルスプロバイダー |